ラベル印刷会社のお仕事とは?
ラベル印刷会社のお仕事内容と就職方法
1.ラベル、シール印刷とは
シールやラベル印刷のお仕事でよく募集をされているのは印刷機オペレータでラベル印刷会社のお仕事と言えば事務職以外はほぼこちらの事を指します。
あつかう印刷機は間欠輪転機というものが主流で、6色~程度のカラー印刷が可能となっています。 非常に技術力やセンスが必要とされるお仕事で、身に付けないといけない専門技術は大きく分けて3つあります。
一つは機会の印刷圧力の調整、一つはシールやラベルの型通りに切れ目を入れる刃型のカット圧の調整、もう一つは印刷色の作成です。
印刷圧力は強すぎると印刷がにじんだりして文字やイラストが乾きにくくなったり字がつぶれたりしますし、弱すぎても印刷がかすれたりします。
カット圧は強すぎると刃型にラベルそのものをくり抜いてしまったり刃型に傷をつけたりしてしまいます。
印刷色は、注文されたラベルのカラーが工場に在庫がない、もしくわ前例がない色の際に在庫の色と色を混ぜて作成するのですが、色の割合を間違えると一からやり直し、などという事にもなりますので調合データなどをとる事も必要とされています。
技術的な面意外での業務としましては、機械のメンテナンスや印刷色や印刷判、刃型やラベル紙の発注や在庫管理といった所です。
どんな企業も短納期で発注してくることが多いため、備品の注文から到着までの期間を把握しておく必要があります。
2.身に付くスキルなど
色彩的な感覚はかなり鋭くなると思われます。
お仕事を続けていくには色の事だけではなく、機械の構造や仕組みも理解をしていく必要があります。
その他、色の乾かし方や機械の役割など、印刷における知識は身に付く事が多いかと思われます。
特に機会のメンテナンスなどを頻繁に行っていると、機械の調子が悪いときに「どの部分がどんな風に悪く、どうするべきか」などの答えが即座に導き出せるようになります。
こと機械を使用した加工工場においては役立つメンテナンス力や構造、知識などが身に付くのではないかと思われます。
あとはシール注文企業との納期管理や納期交渉能力も身に付きます。
いくら営業の方々が取引先より仕事を獲得してきても、実際にシールの作成にとりかかるのは製造現場の方たちなので、納期などについては直接企業様とやり取りをされている製造現場の方々は少なくありません。
3.未経験でも挑戦ができるか?
印刷工場の規模が大きかったり業務を丁寧に教えて頂ける上司の方がいれば未経験でも挑戦する事は可能ですが、規模の小さな工場ですとものすごく経験を積んだ職人さんだらけの工場も少なくありませんので、そういった職場ですと職人さん特有の「見て覚えろ」というスタンスを適用される可能性が非常に高いです。
いくら覚えようとしても職人さんの技術やスピードについていくことはとても困難な道になりますので、しっかり稼ぎながら長く継続したい、という方でしたらまずは比較的大規模な工場に就職いただく事をお勧めします。
4.求められるスキルや経験とは?
やはり同業種の即戦力となりうる人物は企業側としては求めたい所でしょうが、現実そうも言ってられないので、極力印刷に精通した人物であれば雇用の対象にはなってくるのではないでしょうか。
ただし、「印刷会社などで営業や事務をしていた」という程度であれば対象にはなりにくいでしょう。
あくまでも実際に印刷業に関連した紙や機械を触ってきた人というのを雇いたいというのが企業の本音ではないかと思います。
年齢が若ければその程度の経験で雇用の対象にもなってくるのですが、ご年配の方々ですと同業の経験者でなければ雇いづらいし、就職希望者側としても就労の継続が難しいのではないでしょうか。