プロ野球選手の日常
プロ野球選手の日常
プロ野球とは、華やかな世界ですが、そこに存在し続ける選手は、公式練習以外でも自分を磨き上げています。
ここでは、幼い頃から努力し続けて、念願のプロ野球選手になれ、活躍する現役プロ野球選手の練習では見えない日常を紹介します。
食生活は栄養バランスだけではない?
プロ野球選手は、日々練習で体力を鍛えています。
その活力の源は食生活です。
最近では、栄養管理のできる女性と結婚する選手も多く、その存在がいかに重要かわかると思います。
夫である選手個人に対しての食事ですので、管理栄養士等の資格がなくても独学で十分です。
プロ野球選手は、一年の半分が外食となるため、自宅での栄養管理は、コンディションに影響するといっても過言ではありません。
飲み物には注意
そんな選手ですが、飲み物には特に気を付けています。
わたしたちは、お茶でのどの渇きを潤し、パワーをつけるときには、栄養ドリンクを普通に飲みます。
しかし、プロ野球選手は、そう簡単なものではありません。 球団から注意喚起がされた飲み物は一切口にできません。 カ
フェインなどの禁止薬物が、ドーピングに抵触するためです。
そのため、市販のペットボトル飲料でさえも自由に飲めず、ミネラルウォーターを飲むなど細心の注意をしています。
緑茶を1本飲んだくらいでは、影響しないと思いますが、その味に慣れ、習慣化することは避けなければありません。
ドーピングは、公平なプレーに反し、選手生命に直結する禁止行為です。
野球のみならず、アスリートはすべて気にしています。
私たちの感覚からすると、つらいのですが、ジュースやお茶、コーヒーを自由に飲めないことに選手は慣れています。
一流選手は、試合ない日も野球漬け
シーズン中の月曜日など試合のない日は、選手は移動日などで新幹線や飛行機で過ごします。
その中では、野球の雑誌、スポーツ新聞を読むなどしている選手もいますし、携帯ゲームに熱中する選手もいます。
選手の間では、パワプロの他、ツムツムなどのパズルゲームも人気です。
移動のない日は、本拠地の球場で練習をします。 練習後は、ロッカールームで自由に過ごします。
選手同士で将棋を打つ人もいれば、音楽を聴いている人もいます。
その中で、ある一流選手は、高校野球のテレビ中継を見ながら投手のクセを見抜き、盗塁の第一歩を出す訓練をしています。
第一歩目が遅れると盗塁の成功率が下がります。 いろいろな投手のクセを見ることで試合に生かしていくことができます。
このような一流選手の背中を見て、若手選手たちは、学んでいき伝承されていきます。
試合中のプレーは、すべてこのような見えないところでの努力という日常の過ごし方の積み重ねです。
プロ野球選手とは、寝るとき以外常に極限状態に追い込むという大変な仕事ですね。