コラム

銀行のお仕事とは?銀行あるあるもご紹介!

銀行のお仕事とは?銀行あるあるもご紹介!

銀行のお仕事とは?

 

銀行業務の基本は、預金と融資だった

銀行の仕事の基本は、お客様から預かった預金をもとに、必要なお客様に融資を行い、その金利差(利鞘)が儲けとなるものです。

昨今のゼロ金利政策で、預金利率と融資利率が抑えられ、これまでのような商売の形態では存続できない状況になりました。

そのため、多くの銀行では、新たに元本割れのリスクがある投資信託等の金融商品販売等を行うことで、収益を得ることにシフトしています。  

1円合わないと帰れないってホント?

銀行の窓口では、預金の他、振込等の為替業務を主に行っています。

多くの銀行窓口では、毎日15時に店を閉めた後、機械上の現金有り高と、現金現物の有り高の一致を確認しないと帰ることができません。  

 

機械上の現金有り高>現金現物の有り高の場合、つまり現金現物が少ない場合は、お客様に多くお金を渡している可能性がある場合は、原因を突き止め、そのお客様に返却をお願いする交渉をしますが、どうしても返却に応じてもらえない場合は、雑損として処理します。  

 

逆に、機械上の現金有り高<現金現物の有り高の場合、つまり現金現物が多い場合、お客様にお渡しすべきお金を渡していない可能性があり、一日でも返却が遅れるとトラブルとなるため徹底的に原因を突き止め、夜遅くなっても原則お客様に返却します。  

 

豆知識ですが、30,000円の振込なのに、現金を3,000円しか受け取らず機械上の現金有り高と現金現物の有り高が27,000円の差額が出る「桁違い」の違算をした際ですが、それが桁違いをしたかどうかは、簡単に見つけることができます。差額の金額の各位の数字(2+7+0)を足して9で割り切れた場合は、「桁違い」の違算ですので、対象の取引をすぐに絞り込めるため夕方前には解決できます。そのため、銀行員が夜遅くまで帰れないということはありません。  

 

銀行窓口を支えているのは、銀行員ではない!?

最近の銀行窓口は、パートさんや派遣社員さんが対応しており、銀行員が窓口受付をすることが少なくなりました。

プロパー社員である銀行員が行う業務は、収益の見込める金融商品の販売等にシフトされ、預金や為替等で多数のお客様を応対する窓口業務は、事務のオペレーションを簡単にするなど機械化・IT化をすすめることで、経験豊富な銀行員でなくても負担のないような事務にしたうえで、業務を分担しています。

窓口業務も銀行の大切な仕事ですから、パートさんや派遣社員さんのマンパワーが不可欠となっており、いまの日本経済と全国の銀行を支えているといっても過言ではありません。