コラム

出身国によりこんなに違う!アジアの労働者タイプ5国

出身国によりこんなに違う!アジアの労働者タイプ5国

出身国によりこんなに違う!中国人・タイ人・フィリピン人・インドネシア人・ベトナム人

  近年は、アジアの労働者の雇用を検討する企業も増えてきました。

生活環境や歴史の違いから、アジアの人々は日本人とは性格が違う傾向があります。

アジアの労働者を迎えることで、企業によい効果があらわれることも少なくありません。

そこで今回は、中国、タイ、フィリピン、インドネシア、ベトナムに注目し、労働者としてのタイプの違いを解説します。

 

日本語の上達が早い中国人

アジアの労働者のなかで、日本語の上達が早いのが中国人です。

なぜなら、日本語と中国語のあいだには漢字という共通点があるためです。

日本語を使う仕事で雇用する場合、もっとも上達スピードが期待できるのが中国人です。

中国は、世界4大文明発祥の地域であることから、中国人としての誇りを持っています。

また、大部分の中国の若者は、一家の期待を背負って大切に育てられています。

そのためプライドがとても高く、注意を素直に受け入れることが苦手な傾向があります。  

 

リーダーシップを求めるならタイ人の女性

タイは、年間を通じてあたたかい気候に恵まれた国です。

歴史的に見ても自然災害が少なく、食料をめぐる争いにさらされてきませんでした。

そのためタイ人の労働者は、おだやかな性格の人が多く、議論や競争を好みません。

しかしながら、タイ人の女性は、リーダーシップに優れた人が多い傾向があります。

なぜならタイは女系社会であるため、女性が家父長的な役割を担っているからです。

一方、男性は中性的で頼りない人が多く、先頭に立って働くことは苦手です。  

 

フィリピン人は世話をする仕事が得意

フィリピン人の多くはカトリック系のキリスト教を信仰しています。

そのためホスピタリティーの精神が強く、助け合う心を大切にしています。

また、大家族制の国であるため、フィリピン人はどの世代とも仲良くなれます。

こうした国民性から、フィリピン人は医療や介護施設などで重宝されているのです。

ただ、家族を想う気持ちが強く、故郷が恋しくなりがちです。

仕事よりも家族を優先する人が多く、ホームシックにかかりやすい傾向があります。  

 

勤勉さを求めるならインドネシア人の女性が適任

インドネシアは、赤道の近くに位置するため、1年中熱帯気候です。

食べ物に困ることが少ないため、貧しい人も明るく陽気で、楽天的です。

また、お金を稼ぐ意識が薄く、仕事よりもプライベートを大切にします。

仕事のスピードはのんびりしており、時間にルーズな傾向があります。

これはどちらかというと男性の傾向であり、女性は勤勉な人が多いです。

そのため、あえてインドネシア人女性を積極的に雇用する企業も少なくありません。

 

性格がさっぱりしているベトナム人

ベトナム人は、南北に長く伸びる国であることから、北部と南部で国民性が異なります。

ハノイを中心とする北部は、厳しい気候を生き抜くため、気が強い性格の人が増えました。

一方、ホーチミンを中心とする南部は、温暖な気候の影響から、のんびり屋さんが多数です。

ベトナムの労働者の共通点は、性格がさっぱりしており、根に持つタイプではないこと。

良くも悪くもすぐに忘れてしまうため、気を使わなくていい傾向があります。

ただ、お金の誘惑に弱い人もいるため、お金の管理を任せるには見極めの期間が必要です。

 

まとめ

ここで紹介したアジアの労働者の性格がすべてではありません。

もちろん個人差がありますので、当てはまらないケースも多いでしょう。

一緒に働きながら、お互いに違いを理解しあうように努める姿勢も大切です。