実家での暮らしがどれだけ恵まれていたのか実感したこと!
実家での暮らしがどれだけ恵まれていたのか実感したこと!
私は家族と地元が大好きで、社会人になっても地元を離れたいとは一度も思いませんでした。
しかし、そんな私も結婚を機に実家を出ることになりました。
今回は地元から離れて家族が傍にいなくなり、実家での暮らしがどれだけ恵まれた生活だったのか実感したことをお伝えしたいと思います。
実家を出て一人暮らしをする人は、それまでの“当たり前“はほぼなくなるでしょう。
“当たり前“とは、 朝起きて「おはよう」と言葉を交わすこと。
家族の手料理を食べられること。 部屋にひとりでいてもひとつ屋根の下には家族がいて寂しくないこと。
外から疲れて帰ってきても「おかえり」と待っていてくれる人がいること。
食卓を囲んでご飯を食べること…
私は一人暮らしではなく、夫との同居を始めましたが、今まで親がしてくれていた洗濯や掃除、料理など2人分の家事をこなしています。
実家を離れてご飯が出てきたり服が用意されていたり、生活に必要なものが揃えられていることは、家族が私のために手間暇かけてしてくれていたのだと家事をする側になって気付きました。
母が毎日自分のぶんだけでなく家族のぶんまで洗濯して畳んでくれていたり、父が頑張って働いたお金で私たちが生活に不自由のないように買い物をしてくれていたり。
私は感謝もせずにただ「いただきます」「ごちそうさまでした」と伝えることや「これ使うね」「あれが欲しいな」などとお願いするばかりでした。
その言葉には感謝の気持ちは込められていませんでした。
それに気付いたとき、とても冷たい態度をとっていたなと反省しました。
家事をほとんど親に任せて、してもらうことを当たり前のように過ごしていた私ほど家族に甘えてばかりの人は少ないと思いますが...
実家を離れて暮らすようになってから家で細かいところの汚れに気付き、「実家では綺麗だったのに…いつもこんなところまで掃除してくれていたのか」と私が気付かないほどこまめに掃除をしてくれていたことや、シャンプーなどの詰め替えをするときには「実家ではやったことないな」と気付いたり何気ない毎日の食事も献立を考えることに悩んだり。
ふいに気付かされる生活の中で、実家で充実した毎日を過ごせていたことはとても恵まれていたのだと実感しました。
何より実家で暮らしているのと離れて暮らすのとでは安心感が違います。
今まで一緒に暮らしてきた家族が傍にいること、私を理解してくれる人たちが傍にいること、居場所があること。
実家を出てどれだけ自分が愛されていたのかを気付かされてより一層家族を大切にしたいと思いました。
親孝行ができるように日々感謝の気持ちを忘れず過ごしていきたいです。